衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第14巻より
2021年(令和3年)10月9日 ベストグループ道北道東一日研修 ①
皆様、おはようございます。私は事業家時代、「成功とは、お金持ちになることではなく、出世することでもない。思いを実現することが成功である」と思いました。
だから、思いを実現するために、目標を大きく持つようになりました。私は三十五歳で三つ目の会社を作らせていただき、四年目に一千億円の売上目標を掲げました。
そうすると、「俺は偉い」と思うようになり、人を見下すようになりました。人を見下すと、人は離れていくのです。
五千名以上いた社員さんが、二年くらいであっという間に三百名まで減ってしまいました。この時に初めて、人間の力では三百名しか雇う力がなかったことに気づきました。
それまで「偉大なる存在と働いてくださる方々のお陰です」と思っていた時は、事業を成功させてくださいましたが、「俺の力」と思った時に、パッと人が離れていき、あっという間に会社が潰れかけていったのです。
そして初めて、「自分には何の力もない」と気づいたのです。当時、私は事業家でしたが、会社が潰れかけて四十三歳で立ち直る頃には、もう欲がなくなっていました。
立ち直る過程の中で、「残された人生で、人間は何のために人として生まれたのかを知りたい」と関心を持つようになり、急にインドに行きたくなったのです。
四十八歳の二月に、初めてインドに行きました。それまでも命の存在を信じていましたが、「命はどこから来て肉体に入って、命が肉体から離れた後、命はどこに行くのだろうか」と、ずっと疑問に思っていました。
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